The Tokyo Korean Christian Church in Japan
無名の人生
この第三主日は、仕事で礼拝をお休みせざるおえませんでした。
朝の電車の中で横に座った人が、聖書のハバクク書を読んでいました。
この人は、これから教会に行くのでしょう。
たまらなく羨(うらや)ましく思いました。
普段、普通に教会へ行っている私たちは、「たまらなく羨ましい恵み」にあったのです。
そんな時、詩篇23篇が形を変えて私に迫ってきました。
(詩篇23篇参考)
主は私の羊飼い。私は、乏しいことがありません。
主は私を教会のみ堂に導き、み霊の流れに浸されます。
主は私の魂を回復させ、私を主の道に導かれます。
たとい、「死の陰の谷」を歩いても私は何も恐れません。
あなたが共におられますから。
あなたのみ言葉とあなたの愛、それが私を癒します。
吠えたける悪魔の前で、あなたは私に聖霊を与え、
私を祝福してくださいます。
私の恵みは、あふれます。
私の生涯いつくしみと恵みとが、私を追って来るでしょう。
私は、永久に、「主の家」に住まいましょう。
私たちは、時々「死の陰の谷」(詩23・4)を歩かされます。
そこを歩くのは、ダビデだけでなく私たちすべてです。
しかし、すぐ脇にイエス様がいて下さるので恐れません。
イエス様の生涯で多くの部分は、隠されています。
そのことについて福音書は、ひたすら沈黙を守っています。
沈黙こそが伝えたいことのように…。
隠されている部分は、福音記者にとって興味のないことだったのでしょうか。
インマヌエルの神は、私たちと共に居られるために来られました。
それは、良き知らせです。
「私たちと共に居られる」ということは、
私たちのごくごく普通の生活を共に過ごされたということです。
私たちの出会った苦しみ、悲しみをすべて味わわれ涙されたということです。
それは、私たちと同じ無名の人生です。
イエス様は、それを望まれました。
天の父と共に歩む「無名の人生」をです。
ですから、
私たちがイエス様と共に歩む無名の人生は、
特別なことをしなければならないのではありません。
イエス様と共に歩むことがポイントです。
主の生涯は、隠された部分さえ私たちに多くの霊的インスピレーションを与えます。
「それから、イエスは一緒に下って行き、ナザレに帰り、
両親に仕えてお暮らしになった。母はこれらのことをすべて心に納めていた。
イエスは知恵が増し、背丈も伸び、神と人とに愛された。」(ルカ2・51~52)
あなたと私の無名の人生にありがとう。シャローム
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