The Tokyo Korean Christian Church in Japan
心の貧しい人々は、幸いです
「心の貧しい人々は、幸いです。天の国はその人たちのものです。」(マタイ5.3)
私たちの中に「医者を必要とする病人」がいます。
私たちの中に「傷を負った人」がいます。
私たちは、その病人や傷を負った人を迎え入れなければなりません。
飢え渇く人、裸の人の中にキリストが居られます。
私たちの貧しさの中にキリストが居られます。
私たちの飢え渇きの中にキリストが居られます。
不思議なことを言いますが、
み霊様は私の心の中の傷や欠けのところに住んでくださいます。
私の一番弱いところ、人に知られたくないところに住んでくださり、
そこで私を支えてくださいます。
私の心の中の一番「貧しい」ところです。
せっかくお住みくださるのですから、心の客間にお通ししたいのですが、
なぜかみ霊様は、心の中の粗末な部屋にお住みになります。
馬小屋のような粗末な部屋…。
私たちの心の中のその粗末な部屋でイエス様は、ご自分を現されます。
イエス様が地上を歩まれたとき、
ご自分がメシアであることを明かされたのは唯一「サマリアの女」だけでした。
多くの癒しや力あるみ言葉を話されても、
決してご自分がメシアであることは明かされませんでした。
弟子たちに対してメシアの紹介をされたのは天の父でした。
五人の男性と共に生活したサマリアの女性は、
世間から軽蔑され、見捨てられ仲間はずれにされていました。
深く傷つき、貧しく、罪責感に囚われていました。
その女性に
「メシアは、あなたと話をしているこのわたしです。」ヨハネ4.26より
とお話になりました。
この世は、強い人、富んでいる人、勝利者を好みます。
しかし、神様の選びは、人とは異なります。
神様は、貧しい人を好み選ばれます。
イエス様は、弱く、貧しく、無力な人、捨てられた人に声を掛けられます。
神の国の約束は、貧しい者に対してなされています。
私たちの中にも「サマリアの女」がいます。
私たちが隠したいところ、傷ついたところです。
そして、その横にイエス様が座っておられます。
イエス様は、こちらに顔を向け声を掛けられます。
「水をくれますか」…つまり「私を助けてくれますか」と。
イエス様が話しかけられるのは、傷つき病んだ者に対してです。
「わたしが与える水を飲む者は決して渇かない。
わたしが与える水はその人の内で泉となり、永遠の命に至る水がわき出る。」 ヨハネ4.14
驚くべきお言葉です。
イエス様がくださる水を飲むとき、私たちの内で湧き上がる泉となるのです。
そこからいのちの水が湧き上がります。
その泉は、他の人と分け合うために与えられた泉です。
自分だけのものとしてしまうなら、その泉はいつか枯れてしまいます。
私たちは、いのちの水を分け合うように招かれています。
私たちの心の中の、弱く貧しいところ。
以前には思いもしなかった危険な場所にみ国の平安が見つかります。
人生の騒然としたただ中に、み国の静けさが漂います。
神様の奇跡です。
逆に心が傷つかないようにめぐらした柵の中で、自分の手で作った穴に落ちることもあります。
人の愚かさです。
心を集中して心の内の深みへと意識を移してゆきます。
心の高速エレベーターに乗って思いのレベルからさらに下に、自分の存在の中心まで深く降りてゆくと、
そこに、み霊なる主が待っておられます。
そこで主を礼拝します。
主の臨在に触れるとき、主の癒しの力が私をおおいます。
私たちは、そこで
「これはわたしの愛する子。わたしの心にかなう者。」(マタイ3.16)
とゆうみ声を聞くのです。
イエス様の十字架ゆえに天の父は、私たちをそう呼んで下さいます。
(追伸) 実は、あなたも私も天の父の「愛する子」です。感謝です。シャローム
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