The Tokyo Korean Christian Church in Japan
   
 
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信仰の薄い者たち

私たちは、神の子です。
しかし、
私たちは、地上にある限り危(あやう)い存在であることに変わりはありません。
私たちは、どれだけ信仰のキャリアを持とうと、どんなに立派な信仰を持とうと、
闇の世界の前には、極めて弱い存在です。

嫉妬、妬み、怒り、性欲、愛欲、いろいろな誘惑の危機に囲まれています。
その上悪いことに私たちは、それに気づきにくいのです。
私たちは、闇の集団の脅威に囲まれています。

「はっきり言っておく。
 子供のように神の国を受け入れる人でなければ、
 決してそこに入ることはできない。」マルコ10:15

子供は、差し出された愛を無条件で受け取ることができます。
イエス様は、子供のように 差し出された愛を無条件で受け取りなさいと言われます。
イエス様は、神の国を無条件で受け入れなさいと言われます。
そして、その愛とその国を楽しみ喜びなさいといわれます。

しかし、大人にとってそれは大変困難なことでもあります。
自分には、神様の愛と神の国を受ける価値がないと考えてしまいます。
自分は、それらを受けるに値する者でなければらないと思ってしまいます。
これは、闇の世界の大きな誘惑です。

私たちは、もう一度無垢(むく)な子供の心を選び取らなければなりません。
イエス様の愛は、価値のない者に無条件に与えられる愛です。
神の国は、私たちのどんな努力もキャリアも関係のないものです。

私たちは、神の子としての純潔さを守らねばなりません。
私たちは、目を覚ましていなければなりません。
でないと、
いとも簡単に(神の子の)本来の自分から引きずり出され、
闇の集団の餌食(えじき)になってしまいます。

それは、突然訪れます。
予期せぬとき、思いもかけぬ小さなところからやって来ます。
「この程度だったら大丈夫!」と思った瞬間、
私たちは、闇の集団につかまっています。

こんなとき、
一番危険なことは、自分自身に頼ることです。
一番危険なことは、自分が持っているものに頼ることです。
神様への情熱は、闇の集団のとっておきの餌食(えじき)です。
私たちの思想や感情は、彼らの大好きなご馳走です。
私たちが得意とするもの、強いと思うものは、最初から目を付けられています。
私たちは、弱い存在です。

私たちは、敵意に満ちた地上にあって圧倒的に数の少ない存在です。
ですから、
互いに助け合い、支えあい、団結して神様に従うのです。
それが教会です。
決して忘れてはいけないことです。

私たちは、誰も一度は経験したことのある初恋のときの集中力を思い出しましょう。
私たちは、片思いだったときの必死さを思い出しましょう。
私たちは、その集中力と必死さをイエス様に向けましょう。

私たちは、福音にしがみつくことによって、闇の集団の脅威から守られます。
私たちは、すでに神の子です。
この現実に立つことです。

私たちは、すでにキリストの勝利の中にいます。
私たちの魂は、気づいています。
しかし、私たちの知性と感性はまだそのことに十分気づいていません。
私たちは、いまだに信仰の薄い者です。

「イエスはすぐに手を伸ばして捕まえ、
「信仰の薄い者よ、なぜ疑ったのか」と言われた。」マタイ 14:31

私たちは、一瞬心の隅に神様への不安を覚えるときがあります。
私たちは、一瞬心の隅で神様を疑ってしまうときがあります。
私たちは、いまだに信仰の薄い者です。
「なぜ疑うのですか」(マタイ 14:31より)
私たちに注ぐイエス様の眼差しは、優しく憐れみ深いものです。

私たちは、自分の知性と感性を導かねばなりません。
「自分自身を伝道しなさい」と霊的指導者は繰り返します。

「わたしは、キリストと共に十字架につけられています。
 生きているのは、もはやわたしではありません。
 キリストがわたしの内に生きておられるのです。」(ガラテヤ 2:19~20)

私たちは、すでにキリストの十字架によって勝利を得たのだと、
闇の支配は、私たちには届かないと、
全てのものに勝る天の父の愛の中にいるのだと、
私たちは、自分の知性と感性を導かねばなりません。
イエス様がそれを助けて下さいます。

「今日は生えていて、明日は炉に投げ込まれる野の草でさえ、
 神さまはこのように装ってくださるのですよ。
 まして、あなたがたにはなおさらのことではありませんか。
 信仰の薄い人たち。しっかりしなさい…」と。(マタイ 6:30より)


(追伸)
私たちは、地上にあって圧倒的に数の少ない存在です。
私たちは、民族、国、環境を越えて互いに助け合い、支えあい、団結して神様に従います。

東京教会は、使徒言行録に出てくるアンティオキア教会に似ています。
アンティオキア教会は、ギリシア語を話す人とヘブライ語を話す人、また両方を話す人がいます。
人の出入りも激しく活発なところも似ています。
神様がアンティオキア教会を大いに用いられたように、
東京教会も神様に大いに用いられていますから本当に感謝です。  シャローム
  
 
 
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