The Tokyo Korean Christian Church in Japan
あなたは、わたしを愛していますか
イエスはシモン・ペトロに、「ヨハネの子シモン、この人たち以上にわたしを愛しているか」と言われた。~
二度目にイエスは言われた。「ヨハネの子シモン、わたしを愛しているか。」~
三度目にイエスは言われた。「ヨハネの子シモン、わたしを愛しているか。」ヨハネ21.15~17
イエス様は、3度もペテロに「わたしを愛しているか」とおたずねになりました。
3度も聞かれたペテロは、悲しくなったと書いてあります。
イエス様は、私たちにも何度も何度もおたずねになります。
「あなたは、わたしを愛していますか 」
私たちは、そのたびに答え続けます。
「はい、私は、あなたを愛しています」と。
私たちは、生涯を通して「あなたを愛しています」と答え続けます。
イエス様は、その答えをいつも待っておられます。
神様は、私たちの人生においてそのように答えるチャンスを何度も何度も用意していて下います。
試練のとき、恵みのとき、感謝のときと…。
「あなたは、わたしを愛していますか」
イエス様は、その地上の生涯において天の父のこの問いかけに答えるために心を傾けられました。
イエス様の従順は、天の父の愛に心をこめて恐れなく聴き入ることでした。
イエス様は今、私たちに一つの問いかけをされます。
「あなたは、わたしを本当に愛していますか」と。
愛しているからこそ、「愛していますか」と聞かれます。
愛していない者に「愛していますか」とは、誰も聞きません。
この問いかけは、私たちに実績を求めたり、何か良いことをするようにと求めるものではありません。
極めて単純に、
「あなたは、イエス様に心を奪われていますか。」
「あなたは、イエス様を愛して(恋して)いますか。」とゆうことです。
殺伐としたこの社会に心をすり減らして生きる私たちに、
ただひたすら愛を与え、その応答として愛を願う方の想いです。
「イエスは言われた。
「心を尽くし、精神を尽くし、思いを尽くして、あなたの神である主を愛しなさい。」マタイ22.37
これは、言い換えれば、
「全身全霊でわたしを愛してほしい」とゆう切実な想いです。
この愛に裏づけられて、私たちは、隣人を愛することができるのです。
神様の愛は、一方的で代償を求めない無償の愛と、私たちは、教えられてきました。
ある面で正しいと思います。
しかし、
それは全て本当でしょうか。
天の父は、何度と無く
「あなたは、わたしを愛していますか 」とおたずねになります。
天の父は、愛されることを私たちに委ねられたのです。依存されたのです。
私たちは、生涯を通して
「はい、私は、あなたを愛しています。」と答え続けるのです。
「わたしたちが愛するのは、神がまずわたしたちを愛してくださったからです。」Ⅰヨハネ4.19
福音記者ヨハネは、神様の愛を「最初の愛」として書きしるしました。
しかし、無条件に神様から愛されていると知っている人はわずかです。
私たちは、神様の愛を条件付きとついつい思ってしまいます。
私たちの、神様に対する愛も条件付きとなりがちです。
私たちの愛は、不完全です。
しかし、天の父は、私たちの不完全な愛をいつも優しく受け取ってくださいます。
私たちが良く知る愛は、二番目の愛「第二の愛」です。この世の愛です。
この愛によって私たちは、
嫉妬し、妬み、恨み、怒り、欲求不満になってきました。
この世の愛は、壊れやすくもろいのです。
友人、恋人、結婚、社会の中にあってストレスを感じ傷ついてきた愛です。
私たちは、制限と条件付の愛しか経験していません。
私たちは、愛を疑ってかかり、それに失望されまいと警戒しやすいのです。
ですから、
私たちは、神様のうちに愛のほかに何かあるのではと恐れます。
私たちの中にあるこの疑いをぬぐい去るのは、容易なことではありません。
しかし、
イエス様は、「最初の愛」が受肉した方です。
イエス様は、言われます。
「渇いている人はだれでも、わたしのところに来て飲みなさい。」ヨハネ7.37
私たちの従順は、イエス様のこの愛に心をこめて恐れなく聴き入ることです。
イエス様は、この愛以外に何も隠し持っておられません。
私たちは、神の子です。
私たちは、天の父に、そしてイエス様に私たちの愛を告白しましょう。
ペテロの3度目の告白は、はっきりとその愛を告白できませんでした。
しかし、イエス様は、そんなペテロをも受け入れてくださいました。
たとえ私たちがはっきりとイエス様への愛を告白できなくても、
イエス様は、私たちを優しく包みこんでくださいます。
私たちが祈りの中で天の父への愛を告白をするとき、不思議な平安に包まれます。
失敗や悔い改めの祈りの最後に
「~しかし、私は、あなたを愛しています」と告白するとき、不思議と心が癒されます。
父と子とは、特別な関係にあるのです。
私たちは、無名の人生を生きています。
しかし、
天の父と私たちとの関係においては、一人一人が特別な人生を歩んでいます。
世界中、過去から未来にあって、
私たち一人一人は、特別な旅の途中にいます。
私たちは、すでに天の父の家に住んで居ます。
しかし、完全ではありません。
私たちは、一人一人が天の父の家に帰る特別な旅をしています。
私たちは、父の家に居ながら、父の家をめざす旅の途中にいます。
この旅の中で、天の父は、何度となく問われます。
「あなたは、わたしを愛していますか 」
そのたびに、私たちは、何度も何度も答え続けます。
「はい、私は、あなたを心から愛しています」と。
追伸、旅の中で私たちは、少しずつ天の父を知ることができますから感謝です。
この「知る」とは、愛すると置き換えてもいいものです。
「あなたは、わたしを愛していますか」
天の父のささやく声があなたにも聞こえています。 シャローム
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