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からし種の木の下で / (蘇珍さんと 梁信愛さん、ありがとう)

「天の国はからし種に似ている。人がこれを取って畑に蒔けば、
どんな種よりも小さいのに、成長するとどの野菜よりも大きくなり、
空の鳥が来て枝に巣を作るほどの木になる。」 マタイ13.31~32

神様に頼る生き方は、「ひとつぶの種」のようなものです。
成長するためには、肥沃(ひよく)な土地が必要です。
この肥沃な土地は、私たちの心の畑と私たちを取り巻く霊的環境です。

世にあって私たちの周りには、祈る人はなく、祈りについて熱く語る者もいません。
神様の存在を否定しあざ笑う人々と共に住み、働き、生活する中で、
神様に祈り、深く交わることは、不可能に近いと思えることです。

あえて神様について話すと、相手は当惑し、時として怒りさえします。
結果、いつも宗教の是非についての議論となり気まずい雰囲気になります。

無神論の国において神様を信じ続けることは、奇跡的のように思われます。
私たちの心を神の国に集中させ続けることは、私たちの力を超えた問題のように思われます。
私たちが神様との霊的交わりの継続に苦労するのも特別なことではありません。

しかし、
イエス様の霊は、私たちの内に住むために来られました。

私たちは、いつも私たちが属する共同体の霊的環境に敏感に反応することに気づかされます。
聖歌隊は、神様への賛美をごくごく当たり前に歌い話します。
私たちは、主を賛美するそのところで主と出会います。大きな神秘です。

私たちは、霊的生活について多くの選択を迫られます。
誰と友だちになるか、どんなグループに属するか、どんな本を読み、どんな音楽に接するか。
それらは、私たちの内に蒔かれた「からし種」が大木にまで成長する肥沃な土地を整えます。

聖霊の助け失くして信仰生活を続けることはできません。
今イエス様の霊に私たちは、支えられています。

イエス様に出会うことが祝福であり、神の国に生きる究極的な目的です。
神様のみ顔をかいま見ることが、私たちにとって天国の意味していることのすべてです。

どうしたら私たちの心と思いを、神の国に専念させることができるのでしょう。

沢山の物を求めている私たち。
目にするものは、いつも私たちを刺激し、私たちの中からは、限りない欲望が溢れます。
自分自身を呪われた生活を送っている者のように思うのは、闇の誘惑です。

イエス様は、私たちを祝福するために来られました。
私たちの前には、祝福と呪いがいつも置かれています。
私たちは、呪いではなく祝福を選び取るように招かれています。

「主は、私の羊飼い…」詩篇23篇や他の詩篇、主の祈りを静かに唱えることによって
私たちの心は、み国に誘(いざな)われます。
私たちは、この世を支配している力には属しておらず、
私たちを良く知る羊飼いに属しています。

羊飼いイエス様は、私たちを落胆とゆう暗い深い穴から引き上げ、
私たちが心から願っている安らぎを与えてくださいます。

私たちに与えられた福音書は、私たちの内にイエス様の生涯を瞑想(めいそう)させ、
ますます、生き生きとしたものとして見せて聞かせてくれます。

福音書は、この世で何が起こっているのかを見る目と耳を私たちに与えてくれます。
それは、福音書が私たちの心配事の解決に役立つとゆうことではなく、
そのような心配事は、無用であることを私たちに悟らせてくれます。
そして、私たちの思いと関心を「神の国」とゆう別なところへと向けさせてくれます。

サタンは、いつも私たちを小麦のようにふるいにかけることを求めます。
しかしイエス様は、私たちのために信仰が無くならないように祈ってくださいます。

追い詰められればいつでも「イエスを知らない」と言う私たちにでさえ主は、祈られます。
私たちは、この事実を決して忘れてはなりません。

霊的生活の神秘は、やがて実現するだろうと待つ生活ではありません。
イエス様は、言われました。「わたしにとどまりなさい。わたしもあなた方にとどまります」と。
神様が内に住んでくださることが永遠の命です。

私たちの内で神の霊が活動しておられること、それが私たちに永遠の命を与え、
そこに私たちの注意を向けるなら私たちは、み国にとどまり続けます。


ホサナ聖歌隊の仲間、蘇珍さんと 梁信愛さんが7月に故郷に帰りました。
彼らとの素敵なみ国の交わりを与えてくださった神様に心から感謝いたします。
そして、2人にありがとう。 シャローム


  
 
 
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