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「イエスの霊」とゆう小さな種

「主よ、わたしたちに御父をお示しください。そうすれば満足できます」ヨハネ14.8

フィリポの言った想いは、私たちの想いでもあります。
私たちも、神様を知り心満たされたいと思っています。

ともすると私たちは、神様とその恵みを限定して考えてしまいます。
そして、私たちの予想からはずれたものには、心を留めずにいます。
そんな私たちにイエス様は、いつも言われます。
「こんなに長い間一緒にいるのに、わたしが分かっていないのか。」ヨハネ14.9 と。

私たちの心の畑に植えられた小さな種、神の賜物とゆう「イエスの霊」。
その種を神様は、養い育て、成長させてくださいます。
その結果私たちは、生まれ変わる者とされます。
これは、直接神様が私たちに与える不思議なエネルギーです。

この種の成長は、多くのこの世の力によって妨げを受けます。
いろいろの悪の力が私たちを分離、分裂させようと私たちの中と外とに働きます。
イエス様は、破れを繕(つくろ)い私たちを一つにするために来られました。
聖霊様によって私たちが変えられ、私たちが一つとなるためです。

聖霊の種が私たちの心の畑の柔らかい土壌にそっと植えられました。
私たちは、これを大切に育てる必要があります。

「イエスは答えて言われた。「もしあなたが、神の賜物を知っており、
　また、『水を飲ませてください』と言ったのがだれであるか知っていたならば、
　あなたの方からその人に頼み、その人はあなたに生きた水を与えたことであろう」ヨハネ4.10

私たちは、「神の賜物」つまり「イエスの霊」とゆう小さな種を知っており、
また、「水を飲ませてください」つまり「愛を下さい」と言った方を知っているのですから、
私たちの方から頼むようにみ霊様は招いておられます。
そして、私たちに生きた水を与えようとされます。
その結果私たちは、どれ程神様に愛されているかが解りお互いに分ち合うことができるのです。

「わたしが与える水を飲む者は決して渇かない。
わたしが与える水はその人の内で泉となり、永遠の命に至る水がわき出る。」 ヨハネ4.14

これは、驚くべきお言葉です。
傷つき、貧しく、弱く、罪深いと感じている私たちに、
イエス様がなされた約束は、驚くべきことです。

イエス様は、私たちの中にある「いのちの泉」を現し指し示しています。
このことが私たちには、なかなか解りません。
私たちの中に、理性のあることは、知っています。
感情、望み、欲望のあることも知っています。
しかし、私たちの内には主の優しい泉も存在します。
そのところでイエス様は、神の国の神秘を現されます。

私たちは、「イエスの泉」で水を飲むなら、
愛することができ、さらに私たち自身が「イエスの泉」になるのです。
世にいのちを与える優しい泉となれるのです。
これは、この世に隠された神の国の大きな秘儀です。

私たちは、絶えずイエス様から溢れ出るいのちの泉の水を飲み続けなければ、
燃え尽き、誘惑に負けてしまいます。
主は、「渇く者は、わたしのところに来て飲みなさい。」ヨハネ7.37　と言われます。
渇く者とは、私たちのことです。

イエス様は、この不思議な素晴らしい養いを与えるとき、
私たちにへりくだった心で主に信頼し、これを食し、飲むようにと言われます。
小さな幼子のように、主の食卓に、飢えと渇きを覚えつつ来るようにと言われます。

私たちは、「キリストの肉を食べ、キリストの血を飲む」ように招かれています。
この言葉を最初に聞いた弟子達の多くは、この言葉の意味が解らず、
主につまづき、主のもとから去りました。
私たちは、愛の心でこの言葉を受け入れるなら、
秘められた神の国の約束とキリストの胸のうちの熱い想いを示されます。

そして、
イエス様が私たちの内に生き、私たちを愛され、私たちを通して働かれていることを知るのです。
それによって私たちは、神様の不思議なエネルギーを頂くのです。
東京教会には、このエネルギーが満ち溢れています。

私たちは、心の耳を傾け 唯一の教師であるイエス様の光のうちに自分を置けば、
私たちの心の奥深いところに現される主の臨在を知ることができるでしょう。
そこでイエス様は、私たちに語りかけます。

「わたしの肉を食べ、わたしの血を飲む者は、永遠の命を得、
わたしはその人を終わりの日に復活させる。
わたしの肉はまことの食べ物、わたしの血はまことの飲み物だからである。
わたしの肉を食べ、わたしの血を飲む者は、いつもわたしの内におり、
わたしもまたいつもその人の内にいる。」 ヨハネ6.54～56 シャローム
  
 
 
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